2020.05.08

靴logi

ゼロから創り、デザインし、形に。
革を通じた「幸せ」に想いをのせて。

 

 

蒲郡の商店街の一角にひっそりと佇む革製作・販売のお店。義肢装具士の資格を持つ、オーナーの中島さんが製作する革製品は、どれもシンプルで機能性に優れた「永く愛される革モノたち」。オーダーメイドでひとつひとつ作るので、自分にぴったりのモノを製作してくれる。

循環型の社会を目指すために
自分たちができること。

義肢装具士の資格を持ちながら革職人になったきっかけを教えて下さい。

 看護師の母、モノづくりの父の仕事を見て育ち、中学生の時に医療現場においてのモノづくりの仕事(義肢装具)を知り興味が湧き、整形靴製作会社に勤めることに。そこで、小児疾患用の治療靴を一から製作した時に、自分でデザインして形になる靴製作の工程に感動し、いろんな人の靴を作りたいなと思いました。その頃、東日本大震災が重なり〟自分を見つめ直す〝ためにも地元に帰ろうと決意し、会社を辞めてここ(当時は豊川)に戻ってきました。

靴logiオーナー 中島徹也さん
数々のイベントに出店し、2015年に念願の店舗「靴logi」をオープン。
オーダーメイドの革小物や、革靴などを創りあげる。

地元に戻ってすぐに「靴logi」を立ち上げたんですか?

 最初は身内の靴を作っていました。その後、ご縁もありいろんなイベントに出店し、革靴だけではなく手軽に使える小物類も販売しました。4年後、店舗を構えたいなと思い、様々な土地を巡っていたのですが、この場所が空き家になっていて。築60年以上のお茶屋さん。雰囲気の良さが自分たちにピッタリで、一目惚れで決めました。

靴logiの想いとは?

 大量生産が溢れる時代の中で、モノとの距離を近づけて必要なモノだけ作る大切さを伝えること。そして、山里を駆け回っている猪や鹿を駆除するのならば、その皮を利用した革小物を作ったりと〟循環型の社会〝を目指すために、靴logiができることを少しずつ伝えていきたいなと考えています。

中島さんにとって「暮らしを愉しむ」こととは?

 例えば畑や味噌づくりなど、面倒なことをやることです。手間ひま掛けることで、暮らしが大切に・愛しく想います。それらが暮らしを愉しむことに繋がると思います。

革のファーストシューズを贈る。

人・自然に優しい素材(タンニンなめし革)を使用し、サイズ(12cm/13cm)やカラー(5色)・靴紐を選び、オリジナルのファーストシューズを製作。贈り物にも喜ばれている。また、ヨーロッパでは、使い終わったファーストシューズを玄関先に飾ると、幸せを運んでくれるとも言い伝えられている。

世界にひとつだけのアイテムたち

 キーケースなどの小物類から、大きなカバンなどをオーダーで製作。しっかりとヒアリングをして製作するので、デザイン性はもちろん機能性も◎。リメイクもでき、元々持っているカバンを靴logi風にアレンジすることも。まずは店頭で相談を。

簡単にできるオリジナルの革モノ

初心者の方でも簡単にできる革モノのワークショップを随時開催中。外履きのスリッパ(2~3時間/14,000円)や、イニシャル入りのブックカバー(1~2時間/4,000円)など人気。目の前の革と向き合いながら、友達と一緒に愉しんで作ってみては。
※ワークショップに関する情報はホームページをチェック。

 

靴logi

蒲郡市元町13-17
営業時間:10:00~日暮れまで、不定休(HPをご覧ください)

 

靴logiクツロギ