公共交通機関を通じて、地域と共に歩む
豊橋市を象徴する路面電車(東田本線)の運行、三河田原駅までを繋ぐ渥美線、不動産事業など、地域密着のサービスを提供している豊橋鉄道。
今回は2013年から車両の外装リニューアルに合わせて誕生した「渥美線カラフルトレイン」を紹介。渥美線は通勤や通学、観光での利用が多く、豊橋から渥美半島への足として市民から長く親しまれている。その路線を走る車両は色が1編成ずつ全て違う。どれも色鮮やかで、渥美半島の花々をデザインしたヘッドマークが印象的だ。
「カラフルトレインを企画する際に、沿線を象徴する統一テーマを表現したいと考え花を選択しました。この地域は日本有数の生産地であることに加え、花は老若男女皆さんに親しんでもらえると考えたからです。そして地域行政とも連携し菜の花、ばら、つつじなど半島を代表する花をピックアップし車両に描きました。電車のカラーも10色あるので、次は何色がくるかな?とワクワクしながら乗って頂けると嬉しいです」。花の背景には灯台、蔵王山など、地域の風景も描かれており、それぞれストーリーに思いを馳せながら乗車を愉しむのもいいだろう。
市民の暮らしによりそう、豊橋鉄道の取り組み。
私たちが暮らす東三河の移動を守り続けてくれる豊橋鉄道。
快適に利用できるよう、安心・安全はもちろんのこと
楽しい移動手段になるよう、さらなる進化を続けている。
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サイクルトレイン
渥美線に乗って渥美半島をサイクリングできる「サイクルトレイン」を実施。土休日は終日始発~終電で実施しており、平日は時間帯指定(10時〜14時59分発の列車)で実施している。
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ほっトラム
2008年に導入した国産全面低床車両(LRV)。交通バリアフリー法にも完全対応しており、人と環境に優しい乗り物を実現。
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おでんしゃ
ユニークなネーミングで好評な冬の「おでんしゃ」は夏の「納涼ビール電車」と共に豊橋の風物詩。寒い冬に車内で楽しむ温かいおでんは格別!
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河合さんの東三河いいとこ
田原の親戚が栽培しているバラ。高貴なイメージがあり歴史の中でも様々なエピソードが伴う。「渥美半島のバラが生活に彩りを添えられたらと思います。」
不動産部
不動産管理課 副長
河合 秀文さん
豊橋鉄道株式会社
豊橋市駅前大通1-46-1 豊鉄ターミナルビル5F
0532-53-2131
※ この記事は、2020年10月取材当時のものです。