2020.05.08

Cafe gradual

コーヒーには不思議な力がある。
この一杯で、言葉が、会話が、生まれる。

お店を出したきっかけを教えてください。

 昔から「カフェをやりたい」と思い、長年カフェやケーキ店で修行をしていました。きっかけとなったのは、家族の後押し。子育てが一段落して、4人の子どもたちと主人が私の背中を押してくれました。場所をどうしようかと悩んでいた時に、主人の実家に広い倉庫があり、カフェを造ることで、ここを栄える場所にしたいと考えていました。そして、背中を押してくれた子どもたちにとっても、カフェが第二の居場所になればという思いもあり、倉庫を改装してカフェを開こうと決めたんです。

古い倉庫だとは感じない雰囲気ですね。

 倉庫の一階の天井剥がし、鉄骨のペンキ塗り、漆喰塗り外構など、自分たちでも手を加えました。
造り上げていく過程を楽しみながらできて、今では1つ1つが良い思い出になっています。

扉を開けた瞬間に心地よい雰囲気が広がりますが、空間でこだわったところは?

 空間のコンセプトは「自宅と同じように」。ここは、私の家とほとんど同じような空間です。例えば、カウンターから全体を見渡せ、天井が高く梁があって…。ここは、第2の自宅のような場所なので、私自身も居心地が良いです。

ゆるやかにと言うキーワードがピッタリなお店ですね。

 グラデュアルの言葉の意味でもある「ゆるやかな」という言葉を常に大切に想っています。がむしゃらに、一生懸命ではなく、丁寧に・ゆるやかに1日をここから過ごして欲しいなと願っています。

野本さんにとって、暮らしを愉しむということは?

 自分が夢中になること=愉しむことだと想います。私は、お店づくりや珈琲のこと、
トーストを1つ焼くにも、夢中になって愉しんでいます。

世界観を大切にした
小さなアート空間で、心の感性を磨く

カフェと併設しているギャラリー。絵画やモノづくりなど、季節によってさまざまアートに触れられる。野本さん自身30年ほどシルバー作家として活動していたこともあり、「素敵な作家さんを紹介したい」と想い、アート場を造ったそう。5坪の小さな小さな空間の中だからこそ、作家自身の感性を思う存分体感することができる。

Cafe gradual カフェ グラデュアル|オーナー野本雅代さん

野本雅代さん

4人の子どもを持つ母。2015年に豊川市のご主人の実家の倉庫を改装して、「カフェグラデュアル」をオープン。モーニングからランチ、ティータイムまで愉しめる。

Cafe gradual カフェ グラデュアル

蒲郡市竹谷町迫38-3
TEL : 0533-75-6651
open:10:00~17:00
定休:毎週水曜日・第2.4土曜日
 
※ この記事は、取材当時のものです。